ダイエットについて

動画2文字おこし

こんにちは。食べて治す過食症アドバイザーかおりです。

前回は、私が食事で過食嘔吐の欲求をなくすまでのお話と、精神論ではなくて体に働きかけていくこと、つまり栄養というものに着目することが大事だよ、という話をさせていただきました。

 

本日はその栄養についてお話をしていきたいと思います。

 

ペンとノートの用意はできておりますでしょうか?

 

まず、栄養の定義からお話をしていきたいと思います。

 

栄養っていうと、三大栄養素というものがあるんですが、全て言えますでしょうか?

まず1つ目が、炭水化物です。

2つ目たんぱく質

3つ目脂質

この3つが組み合わさって食事というものができております。

 

これを、私達は栄養とよんでいます。

 

人間には先ほど申し上げた最低限の3つの栄養素が必要です。

 

この栄養素、割合も結構大事なんですが、まず、なぜ栄養が必要なのか、という話をさせていただければと思います。

 

みんなダイエットをするとカロリーにこだわるあまり栄養を全然摂らなかったりします。

 

意外と栄養を摂らなければ、カロリーを摂らなければ、痩せるというふうに思っている方、結構いらっしゃると思いますし、過度なダイエットゆえに過食症になってしまうという事もよくあります。

なぜかという理由を、昔行われたアメリカでのミネソタ飢餓実験という実験をもとにお話をさせていただければと思います。

まず、このミネソタ飢餓実験何を行ったかといいますと、アメリカの兵隊さんを集めて約半年間、1日1650キロカロリーしか摂らないでくださいという実験をしたんです。

 

私達からすると、特に日本の女性ですと、1650キロカロリーは普通では?と、思うと思うんですけれども、よく考えてください。

平均180cmくらいの体格の良い筋肉隆々の男性が1日1650キロカロリーで半年間過ごすんです。

 

これはかなりの飢餓状態を引き起こしている、といえます。

 

その実験の結果がとても衝撃的なものでした。

 

半年間後、健康なはずの彼らに何が起きたかというと、まず、過食衝動が起きたんです。

実験が終わったら朝から晩まで食べ続けている・・・というような過食衝動が起きました。

 

そして、精神的にも、うつうつとし、引きこもりと孤立という特徴が生まれたそうです。

また、低体温、集中力、判断能力の低下が起きていました。

 

 

これ何かに・・・似てませんか?

 

 

そうです。

 

低栄養時の飢餓状態の人とそっくりなんです。

この飢餓状態の人とは何を指しているかというと、過度なダイエットで食事制限をし続けた人なんです。

その人の症状とすごく似ているなというふうに思いました。

 

私が申し上げているのは、過食症というのは心の病気じゃなく体の飢餓状態によるものですよ、ということです。

これは、私も体験した事です。

 

まず、体温の低下。

 

全然食べてない時は毎日朝から晩までぶるぶる震えていて、体温は35.6℃あれば良いほうでした。

冬は、朝お風呂に入ってもずっと一日中震えているというようなことがありました。

これは間違いなく飢餓症状によるものですよね。

ずーっと食べて吐いて、食べて吐いてを繰り返しているのでほぼほぼ栄養が摂れていませんでした

しかし、吐いていてもそのうちに体重は下げ止まりが来ます。

体が低体温にして代謝をさげて、他の機能を下げて生命の維持を伴っているので、本当に飢餓状態って恐ろしいものというのがこのミネソタ飢餓実験で明らかになったんです。

 

そしてもう1つ、なぜ栄養が大切なのかという話をさせていただきます。

飢餓状態においては、インスリン抵抗性という状態に陥ってしまうことがあるんです。

 

これはなにかっていうと、皆さんが何か食事をとりますよね、例えば、ご飯とかパンとか。

それを胃で消化して腸で吸収します。

 

で、腸で吸収した後に何が行われるかというと、腸から吸収されたものが血糖として血管の中に入ってくるんですね、人は血液のなかにどれだけ糖が入っているかを血糖値とよんでいます。

 

この血糖値は、上がりすぎると下げなければなりません。

この下げるホルモンがインスリンになります。

何かものを食べると脳が、「食べたよ」ということで指令を出して、インスリンというホルモンを体に流します。

そのインスリンというホルモンによって血液の中にある糖が細胞に取り込まれたり、筋肉に取り込まれます

その時に、必要なのがインスリンというホルモンになります。

 

次に、低血糖がなぜ起こるのかという話をさせていただきます。

 

緑が健康な人の血糖値の動きです。

黄色の線が過食をしている人の血糖値の動きとなっています。

 

普通の人は食事を食べるとそのまま血糖が上がります。

だいたい血糖値には140という目安があるんですけれども、普通は140を超えずにまた下がっていきます。

 

また、ご飯を食べると血糖値が上がって・・・というのを1日に3食の人は3回行うことになるんですが、低栄養の人はというと、インスリンというホルモンが効きにくくなっています

効きにくくなっているので、血糖値を下げられないまま、急上昇します。

急上昇した時に体が「いかん、いかん、インスリンが足りていない」と、またインスリンを沢山出してしまうんですね。

なので血糖値が上がりすぎた後に今度は血糖値が下がりすぎるんです。

 

インスリンを1だしたら1効くというのがインスリンの作用だと考えてください。

低栄養時の人に起きているインスリン抵抗性というのは、インスリン1出して1効かないという状態です。

なので、ようやく2出して1効くという状態で体が鈍くなってしまっている状態と考えてもらえればと思います。

 

その状態が続くものですから、

過食嘔吐の人というのは、沢山食べ、血糖値が急上昇します。

その後、インスリンが出て血糖値が急降下します。

 

過食嘔吐の嘔吐が入ってしまっている人はもっと深刻だと思います。

本来これだけ糖が吸収されると体が予測して出しているインスリンに対して、それを想定通りに吸収させないという手段が「嘔吐」なんです。

 

体がそれに必要だと出した分がそのまま血糖値を下げにかかって来るので、普通の人より(ご飯を食べる前より)とても血糖値が下がりますね。

これが、かなり危険な状態です。

 

人間、低血糖が過ぎると死亡してしまう例もあります。

なので、人間の血糖値はきちんと安全なレベルに保つことがとても大事になってきます。

 

上げすぎもいけません、そして、下げすぎもいけません。

この血糖値を安定させることで心も安定してきますし、身体も安定してきます。

なので、この過度な食事制限による飢餓状態をやめたら過食嘔吐も改善していきます。

 

低血糖でもう1つ危ないのは、過食衝動です。

これは何故かというと、あなたの精神の問題ではなくて、低血糖が起これば身体は「糖をとってくれ糖をとってくれ」というわけです。

このままだと身体が死んでしまうからです。

死なない為にに過食衝動は起こります。

皆さん過食したいときに食べるもの決まっていますよね?

それは、糖が多くないですか?

魚とか過食したくならないですよね?

豆とか過食したくならないですよね?

手っ取り早く糖が摂れるものを過食したくなっているんですよね。

 

ですから過食衝動は、あなたの精神的な問題ではなくて、あなたの身体が栄養を求めているだけなのです。

あなたのせいではなく、体の飢餓状態によるものなので安心してください。

 

飢餓状態が改善されていけば、あなたの心の問題や精神の問題だと思っていた事も段々に改善されていきますので、安心してくださいね。

 

ここまで過食衝動のメカニズムについて、ご説明させていただきました。

では、どうしたら良いか?

それについて説明させていただきます。

3ステップあります。

まず1つ目ですね、これは過食嘔吐についての思い込みを解く

これが1つめです。

その次にどう食べるかを学んでいただきます。

 

最後に、「実践する」

 

実はこれが一番大事なんですね。

 

この3ステップで、過食嘔吐を改善していきましょう。

 

ではもう少し詳しくお話をしていきたいと思います。

 

まずステップ1過食嘔吐についての思い込みを解いていきます。

 

そして、過食嘔吐が心の問題ではなくて、身体の飢餓状態なんだよということを理解していただきたいと思います。

 

お米は太ると勘違いされているんですけれども、実は、お米に対しても面白い事実がありますので後々ご紹介したいなと思っています。

 

ステップ2は、どう食べたらいいのかというのを学んでいきます。

 

何を食べるかということと、いつ食べるかということですが、基本的に炭水化物であるお米を食べていただければと思います。

 

その食べ方は後ほどご説明いたします。

 

ステップ3は実践していく、ということになります。

なぜ、実践が大事なのかというと、やっぱり私もそうだったんですけれども、知識だけ積み重ねたところでやらないと何も変わらないんですね。

やらないと変わらないし、やらないとそれが自分にあってるかどうかも分からないので、是非実践をして確かめてもらうということをやっていただこうと思います。

なので是非、この話を聞いた後も実践をしていただけたればと思います。

あなたの過食嘔吐の改善に役立てていただければ、と思っております。

 

やっぱり私もそうだったんですけれども、今まで人前で食べるのが不安だったり、「いつ吐けるのかな」と、ずーっと不安でなにも楽しめなかったり…。

そのようなことはなかったでしょうか?

私は、ずっとそうだったんですよね。

人と一緒に食事をしても、落ち着かないんですよね。

 

「食べたら太るんじゃないか」、とか「吐きたい」とか、ずっとそういうのを考えていた経験があるんで、もしかしたらあなたもそうなのかなと思って聞いてみました。

これはですね、過食嘔吐の症状が改善されれば、もう過食嘔吐の心配をしなくて良くなります

 

みんなと食事をするのも楽しくなりますし、もちろん1人の食事も楽しくなります。

なので安心してもらえればなと思っております。

 

また、食事だけじゃなくて、時間もとても無駄にしてきてしまったのかなと私は考えていて、やりたいこと最優先にしたいことあったと思うんですよね。

これがですね、過食嘔吐に使っていた時間とエネルギーをやりたかったこと、本当にあなたがやりたかったことにまわす事ができるので、

今まで本当にやりたかったことに打ち込むことができるようになります。

 

また、自分の精神が不安定だなって思ったことってありませんか?

「精神が不安定だから過食症が治らないんだ」って。

 

それもですね、「あれって私の性格じゃなかったんだ」って思う日が必ず来ます。

今のあなたのその不安感は過食嘔吐による低栄養によるものもありますので、是非、栄養を摂ってあげて自分の心身の変化というのも楽しみにしていただければと思います。

 

そうやって、過食嘔吐が改善されていくと本当に毎日楽しくなると思いますので、是非、この動画を楽しみに聞いていただければと思います。

 

あなたのお役に立てれば、と思って今日の動画を撮りました。

次回は過食嘔吐を止める食べ方についてお伝えをしていきたいと思います。

 

食べると太るという思い込みを払拭できるようなお話をしたいと思っていますので楽しみにしていてください。

 

では、本日は以上となります。

ありがとうございました。

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